アスレチックスの3本柱

オークランドはこれまでも盤石の投手陣を揃えていた。70年代はキャットフィッシュ・ハンター、バイダ・ブルー、ケニー・ホリツマンという強力な三本柱にロリー・フィンガースという抑えがいて投手陣がワールド・シリーズ3連覇を支えていた。そして、80年代後半にもデーブ・スチュワート、ボブ・ウエルチ、ムーアに抑えはエカーズリーという強力投手陣を構えていた。

そして、2000年代に入ってもオークランドの先発投手陣はどこのチームも羨ましがる“ビッグ3”だった。しかし、2004年12月に残念なことにチームの資金事情により、3人のうちの二人が今後の契約の問題からトレードに出され、オークランドの“ビッグ3”は消えてしまった。

2000年から2002年までの3年間、それぞれが最多勝投手やサイヤング賞を受賞するなど、若いながら絶対的な安定感を誇っていた。ティム・ハドソン、マーク・マルダー、バリー・ジートの3人は歴史に残る投手陣である。

 

バリー・ジート Barry Zito

1978年5月13日目ネバタ州生まれ。99年6月ドラフト1位(全米9番目)でアスレチックスに入団。2002年23勝5敗で最多勝投手を獲得。また、サイ・ヤング賞に選ばれる。ハンサムボーイで女性に人気が高いが、いろいろと不思議な言動から宇宙人(エイリアン)と呼ばれたりもする。左投げ左打ち。

年度 勝利 敗戦 防御率 登板数 先発 完投 完封 投球回数 被安打 四球 三振
2000 A's 7  4 2.72  14   14  1  1   92.2   64   45   78
2001 A's 17  8 3.49  35   35  3  2  214.1  184  80  205
2002 A's 23  5 2.75  35   35  1  0  229.1  182  78  182
2003 A's 14  12 3.30  35   35  4  1  231.2  186  88  146
2004 A's 11  11 4.48  34   34  0  0  213.0  216  81  163


マーク・マルダー Mark Mulder

1977年8月5日イリノイ州生まれ。98年6月ドラフト1位(全米2番目)でアスレチックスに入団。2001年21勝8敗で最多勝投手に。左投げ左打ち。2004年シーズン終了後、セントルイス・カージナルスにトレードされる。

年度 勝利 敗戦 防御率 登板数 先発 完投 完封 投球回数 被安打 四球 三振
2000 A's 9  10 5.44  27   27  0  0  154.0  191  69  88
2001 A's 21  8 3.45  34   34  6  4  229.1  214  51  153
2002 A's 19  7 3.47  30   30  2  1  207.1  182  55  159
2003 A's 15  9 3.13  26   26  9  2  186.2  180  40  128
2004 A's 17  8 4.43  33   33  5  1  225.2  223  83  140


ティム・ハドソン Tim Hudson

1975年7月14日ジョージア州生まれ。97年6月ドラフト6位でアスレチックスに入団。99年にメジャーに昇格。デビュー戦で5イニングス11奪三振を記録。一躍脚光浴びた。2000年に20勝6敗で最多勝投手。右に左に下にと変化するボールの持ち主で、イチローがもっとも嫌いな投手。右投げ右打ち。2004年シーズン終了後、アトランタ・ブレーブスにトレードされる。

年度 勝利 敗戦 防御率 登板数 先発 完投 完封 投球回数 被安打 四球 三振
1999 A's 11  2 3.23  21   21  1  0  136.1  121  62  132
2000 A's 20  6 4.14  32   32  2  2  202.1  169  82  169
2001 A's 18  9 3.37  35   35  3  0  235.0  216  71  181
2002 A's 15  9 2.98  34   34  4  2  238.1  237  62  152
2003 A's 16  7 2.70  34   34  3  2  240.0  197  61  162
2004 A's 12  6 3.53  27   27  3  2  188.2  194  44  103