ぶらり温泉ひとり泊

奥塩原温泉新湯 湯荘白樺

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標高約1000mにあり塩原の奥座敷にあたり湯治場の名残りが強く残る旅館。そのためか全室トイレなし。洗面台も付いていない。ただし、テレビ、冷蔵庫、暖房は完備されている。ひとり旅の間では有名旅館なのでひとりで宿泊している人が非常に多い。また、ここのお湯はアトピーをはじめとした皮膚病に効くといわれているので、こうした持病の人の逗留が多いという。

内風呂は男女ひとつづ。それとは別にとってつけたように作ったと思われる露天風呂がひとつ。ただ、この露天風呂は冬の間は余りの寒さのせいか、全然使われている様子がなかった。内風呂の方はおよそ六畳の広さの浴室のなかに木造作りの二畳ほどの広さの浴槽がある。高さは3メートルぐらいだろうか。硫黄泉のためにお湯は白濁色であるが、草津や蔵王などに比べて硫黄の臭いはさほど強くはない。

私が案内された部屋は2階の梓の間。部屋の広さは六畳プラス縁側のような部屋。これにウォッシュレットのトイレが付く。ひとり旅ならばこの広さで十分である。テレビ、金庫、冷蔵庫もあり快適快適。眼下には銀山川が流れ、反対側はアメリカ人の女将で有名な藤屋が見える。夕方になるとガラス張りのガス灯にも燈が灯り、大正ロマンの風情を醸し出してくれる。

食事は部屋食。この程度の旅館といっては失礼かもしれないが、ボリュームはめちゃくちゃにある。ひとりにお膳が3つも配られる。そして、おひつのなかにはゆうにお茶碗3杯以上のご飯が入っている。少食である私にはこれを全部平らげることはできない。ただし、缶ビール2つとお銚子一本は苦もなく入ってしまう。 さて、問題は味である。これが意外や意外のあっさり味で美味である。すき焼き鍋にしても醤油や砂糖の量は控えめで、湯治場ならではの配慮があるように思えた。

(2005年1月19日逗留)



寺の湯

湯荘白樺のすぐ隣にある共同浴場。その名の由来は明快で以前お寺があったことから来ている。入口は男女別だが、中は脱衣所こそ違えど完全な混浴。二つの木造の浴槽が並んでいて左側の浴槽の方が若干温度が低い。どちらも乳白色というより真っ白に近いにごり湯で、皮膚病には非常に効能があると地元の人や観光客の評判が高い。湯に浸ると快感を覚えるで、思わず持ち帰りたいような気分になるいいお湯である。午前7時より午後6時まで。入浴料は300円。



中の湯

湯荘白樺の脇の坂を上がったところにある共同浴場。こちらは寺の湯のように混浴ではなく男女別の浴槽。ただし、こちらは寺の湯よりも温度が高いので入る人は少ないという。午前7時より午後6時まで。入浴料は300円。



むじなの湯

新湯温泉街から50段ほど下がったところにある共同浴場。昔たぬきが入って傷を治したといたことからこのような名になった。霊岩の間から湧く名泉として知る人ぞ知るお湯で、関東一の名湯という人すらいる。午前7時より午後6時まで。入浴料は300円。